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Capstone Project II [Columbia Univ.]

Supportive Housing(SH)を運営しているCommon Ground(CG)がどうしてCapstone Projectのクライアントになったのか?
逆に言えば、それが我々のミッションでもあります。

CGが運営しているSHのTurnover Rate(退去率というか、まぁ平たくいえば出てった人の割合)は、去年約7%だったそうです。
CGとしては、この割合をもっと上げたいと考えているようです。
つまり、様々なSocial Serviceを受けることによって十分自立できるようになった人には、それぞれの人に見合ったよりよい住居(つまり民間の賃貸住宅)に移ってもらって、よりSHを必要としている人を入居させたいというわけです。

現在CGでは入居者がどのようなサポートを必要としているかを判断するための独自の指標をつくっており、当該指標をもとに退去出来そうな入居者を判断しています。
ただ、CGとしてはこの指標をもっと充実させるべきと考えているところ、この度Capstone Projectのクライアントとして手を挙げたという経緯のよう。

つまり、我々のミッションは、
「どの入居者がready to move outかどうかを判断するための指標づくり」
であります。


日本の公営住宅でも、いわゆる収入超過者の世帯が公営住宅に住み続ける結果、本当に住宅に困窮している者が入居できないという事態がありますが、公営住宅の場合は入居のための要件(入居し続けるための要件)が法律等に明記されているので、どの入居者が制度上ready to move outかどうかはハッキリするわけです。

しかしSHの場合はその判断基準自体が不明確なため、どの入居者に退去のアプローチをかけていいかすらも分からないわけです。これでは効率的な管理が出来るとは言えないですよね。
なので我々がきちんとした指標をつくることが出来れば、効率的な管理が出来るようになり、より必要としている人にSHを供給でき、ひいては社会的弱者減少に一役買えるのではないかと。(なんて考えた方がやる気がでますからね。)



グループは全部で5人。
アメリカ人×2、ドイツ人×1、日本人×2です。

ドイツ人のAさんは某大手コンサルから派遣されている学生で、ミーティングでも議論をリードしつつ、自分の意見を織り込んでいくタイプ。コンサルタントの仕事振りを目の当たりにしている感じです。
アメリカ人のAくんはYale出身の育ちの良さそうな秀才タイプ。
もう1人のアメリカ人Vさんはミーティングが終わると議事録をつくってくれる(!)ほどの真面目な学生。(ていうかこんなマメな学生がいるとは驚きでした。うちの職場に欲しい笑。)そして、英語力が劣る我々にも配慮してくれる優しい人。
日本人のOくんは、前から知っているので特にコメントなし笑。

グループプロジェクトは何といってもメンバーが肝ですが、この点では大変恵まれたのではないかと思います。
ただ、ドイツ人のAが付いてこれない奴はたたっきる的な冷徹さを漂わせているので、しっかりとcontributeしないと汗。

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